ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落106 [2012-06-13]

106 We can see the results, for the whole world is living under the cloud of fear one against the other. And no one trusts another human being.

106 私達はその結末を見ることが出来ます。何故なら、全世界が相互に対する恐怖の雲の下で生きているからです。そして誰一人として他人を信用してはいないのです。





【解説】

残念ながら、海外での生活やビジネスにおいては特に本項で述べられている「互いに信用ならない」状況は一般的です。その中で自分の身を守り、事業を運営する訳ですから、心の消耗は著しいとも言えるでしょう。また、互いの約束事をあらゆる側面から守らせるよう文書で取り決めを行う契約書による合意も不可欠なものとなっています。

これらは基本的には相手を信用ならないことから生み出された対策であり、極端な例ではユダヤ教の神との契約という表現もあるほどです。

一方、人々の貪欲さの原動力が自身の醜い欲望や保身上の恐怖から出発していることを知るにつけて、私達は時として何故そのように強欲なのか不思議に思うことさえあります。そして強欲者は容易に別の強欲者の餌食に成り易いことも知っています。このような社会は、お金にならない問題に対しては解決は遅れがちになる訳で、大気汚染や水質汚濁等、大変なレベルになるまで、放置されがちなのが実状です。


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