ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落079 [2012-04-26]

079 The mother has been used as an example, but people daily ignore impressions that are given to the mind by the consciousness and cause many imperfect acts that could have been avoided. All because the mind has been exalted through the ages and has given no thought to its parent - the consciousness. It supports itself by past acts and repeats history instead of going forward. There is some improvement historically, but actions are still founded on the past, like the destruction of men in war, instead of evolving above the past. The mind has an opportunity to bring newness each day by following the guidance of consciousness.

079 母親の件は一つの例として用いられましたが、人々は日常的に意識から与えられた印象を無視しており、避けることができた多くの不完全な行為を起しています。全ては心が長い時代を通じて誉められ、その両親である意識には何らの配慮も与えて来なかったことに原因があります。心は過去の行動によって自身の拠り所とし、前進する代わりに歴史を繰り返しています。いくつかの進歩も歴史的にはありますが、戦争における人間の破壊のように過去を超えて進化することの代わりに、行為は依然として過去に基礎を置いています。しかし、心は意識の指導に従うことによって、日々新鮮さをもたらす可能性を有しています。





【解説】

本項は「日々新たに」という古くからの教えが、本質に繋がる真理を示していることを伝えています。私達の心は実績重視、経験第一としますので、その延長上には長年の習慣や惰性が待ち構えていることになり、やがて進歩とはかけ離れて行くことは否めません。

これに対し、新しいことを指向する姿勢には、当然失敗を恐れる心の抵抗があるでしょうが、新しい道を進む為には、自らの進路を印象に従って選択する必要があり、印象の源を信頼する必要があります。また、「失敗を恐れない」という言葉の中には、「結果を重視しない」という意味合いが含まれています。

このように毎朝すがすがしく迎え、一日を始めることは何よりのことであり、一日毎に進歩の歩みを進めることになります。一歩前進する中で、また新しい局面に出会い、学ぶ中で人はあらゆる場面で生命の息吹に触れ、それらの力を学ぶ中で進歩を続けられるというものです。


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