ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落069 [2012-04-12]

069 The King turned to the blacksmith and asked him by what right he seated himself there. With this the blacksmith arose and questioned the other workmen by saying, "who fashioned your trowel and your compass" ? They replied "you did". Then he said, "could you have built this Temple without these ?" Their answer was "no." Then he said, "the honor belongs to me."

069 ソロモン王はその鍛冶屋に何の権利によってそこに座っているのかと訪ねました。すると、鍛冶屋は立ち上がり、他の者たちにこう訪ねたのです、「誰があなた方のコテやコンパスをこしらえたのか?」。彼らは答えた。「お前だ」。すると彼は言った。「あなた方はこれら無しにこの寺院を建てることができただろうか?」。彼らは答えた。「いいえ」。すると彼は言った。「それでは、その栄誉は私のものだ」。





【解説】

この場合、もちろん鍛冶屋が作る道具だけでは寺院が建立される筈もありません。各々がそれぞれ事業に貢献しており、その貢献度合に差別はないということです。

私達は日常生活を様々な目に見えない機能jから恩恵を受けて暮らしています。スイッチを入れれば電気が通じますし、黙っていてもゴミは回収・処理され、蛇口を回せば水は出、排水は処理されています。これらは私達の生活に不可欠なものですが、私達はそれらを当たり前のこととして、その価値を考えることは通常、ありません。

同様に、私達が暮らすこの惑星や太陽の絶え間ない活動も、更には宇宙を貫いて躍動する一大生命力も、それらはあまりに安定し、無償で私達に下さっている故に、私達はその恩恵について普段、考えることすらないのかも知れません。それらの働きがあってはじめて、私達の生活が成り立っていること、今日の私達の生活がそれらの下支えに依存していることに気付く必要があります。

当たり前のこと、私達が通常、感知しない中に貴重な存在があるということでしょう。


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