ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落055 [2012-03-23]

055 If a family is to be happy, each individual of the family must respect each other member as he would like to be respected. And each must have trust and faith in the parents that are the guiding hands. And so it is with the senses - they are the family that make up the household of a man. And they must be taught respect, trust and faith in each other. And above all, for the parent which in the consciousness. It will not be easy to rehabilitate the senses due to the many habits that they have cultivated. But this must be done if we are to have a heavenly type of life. There is no other way except through learning and understanding the reason for life.

055 もし家庭が幸せになろうとするならば、その家族の各員が自分がそうされたいように互いを尊敬ししなければなりません。そして各々が導き手である両親に信頼と確信を抱かなければなりません。そしてそれは諸感覚についても言えることです。それらは人間という家庭を作り上げている家族なのです。そしてそれらは互いに尊重し、信用し、信頼することを教えられねばなりません。その中でも両親である意識に対しては特にです。それらが養った多くの習慣の為、諸感覚を矯正するのは容易ではないでしょう。しかし、私達が天国のような生活を得ようとするなら、この作業は成されなければなりません。生命の存在理由を学び、理解することを通じて以外に他の道は無いのです。





【解説】

本講座に限らず、実は太古の昔から同じ内容が時々の賢者によって私達に伝えられて来たように思われます。言語や表現方法は異なりますが、各々の語る内容はいずれも近いものがあるようです。

その共通しているものが、私達は皆、全能の存在の下に生きているということであり、その存在に依存すると同時に、その存在から絶えず恩寵を受けていることです。そうした中では、当然のことながら、私達は謙虚にその信頼を守り、その全能なる存在の庇護の下、信頼と感謝の気持を持って暮らすことが大切だという訳です。

一方、本講座が特出されるべきは、その謙虚になる為には、私達の心自体の中身を分析し、四感覚が諸々のトラブルの原因となっていることを自ら突き止め、それらを調和統合させよと具体的に例示している点にあります。

心の動きを観察する中で、各感覚が独自の判断を下して、「裁く」状況を作り出すことを確認し、それらを鎮め、感覚を謙虚にさせることが重要です。自らの感覚をコントロールする中で、遥かに大きな「意識」の存在に気付くようになることが求められています。


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