ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落038 [2012-02-28]

038 This is not a pleasant process for each removal, in most cases, will cause a pain of one kind or another. But the more pain he is able to endure -- the finer the stone will be.

038 これは多くの場合、心地よい過程ではありません。ひとつひとつの取り除き作業にあれやこれやの痛みをもたらすだろうからです。しかし、その者がより多く痛みに耐えられればそれだけ、よりすばらしい宝石になることでしょう。





【解説】

自らの課題に関して様々な機会を捉えて克服努力を行うことが求められています。各自の人生はそうした道程を絶え間なく歩む中で自然と磨かれて行くことでしょう。

一方、私達の自我(エゴ)は、変化・改革を好みません。今までの自己にしがみつき、自己保身のみを主張し、惰眠を好む怠けものです。私達が生きるこの世界は諸法則の下に動いており、入力(原因)に対して得られる出力(結果)が対応しています。これは物理や化学の分野のみならず、想念を含めたあらゆる分野に適用されます。良い原因と作れば、良い結果が得られ、誤りを放置すれば、それに呼応した結末を得るのみです。私達は一つ一つの体験から学ぶ努力を積み重ね、時には痛い思いをしながらも前進することが求められています。

前項(037)の冒頭で、私達はダイヤモンドの原石だと表現されていましたが、こびりついた一つ一つの不要な部分を取り去り、本来の純粋(純真)な部分を輝かせる努力(精進)によって、私達一人一人は輝く存在に十分なり得ることを著者は伝えています。ただの路傍の石でなく、宝石の原石であることが重要で、磨けば誰もが必ず価値を置く宝石となるという訳です。


第01課 段落037 [2012-02-24] <<  |  >> 第01課 段落039 [2012-02-29]