ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落037 [2012-02-24]

037 You see we are like a diamond in the rough. When man first found the substance that turned out to be a diamond, he saw a rock through his physical sense of sight but something inside of him told him that this rock was different from others. It was his consciousness and not his mind that alerted him to the fact that if he would cut and polish it, it would be the most beautiful thing that he had ever seen. Radiating every color conceivable. But this result would require patience and a lot of hard work, even pain at times when cut by the sharp edges. Every man is a diamond in the rough and there are many rough edges that must be removed before he can see the purity of himself.

037 私達は未加工のダイヤモンドのような物です。人が後でダイヤモンドと判明する物を最初に発見した時、人は自分の肉体の視覚を通じては一つの岩を見たに過ぎないのですが、自分の内部の何かが彼にこの岩はその他とは違うと知らせたのです。彼にもしそれをカットとして磨けばありとあらゆる色彩を放ち、これまで見たことのないような最も美しいものになるという事実を警告したのは彼の意識であり、彼の心ではありません。しかし、このような結果に至るには忍耐と努力、更には鋭い刃先でカットされる時の痛みさえ必要とされることでしょう。すべての人間は未加工のダイヤモンドであり、自分自身の純粋さを見い出す為にはそれ以前に多くの粗い角を取り除かなければなりません。





【解説】

著者は私達各々が素晴らしい才能を持ち、皆輝く存在となり得る十分な素材を持っていることを、ダイヤモンドの原石に例えて述べています。その本来の輝きを出す為に自分に付いた不要なものを取り除けば、光を受けた際にその光を美しく反射させることが出来るという訳です。身を削る努力がなければ、輝くものとはならないということでしょう。

一方で、その原石は外見からでは他と見分けがつかないものであり、その違いを知るのは各々が持つ因の知覚力です。そのものの本質(中身)を知るのは目や耳の感覚ではなく、私達に本来備わっている意識的な知覚力としています。

石は道の下に敷かれたり、建物の壁や床に貼り付けられたり、その使われ方は様々ですが、最も人々が価値をつけているのが宝石だという訳です。その代表物がダイヤモンドですが、私達一人一人がそれ程、貴重な存在であることを著者は記しているのです。なお、ダイヤモンドは光り輝く美しいものですが、重要なのは宝石自体は輝く機能はなく、外部からの光を受け、その光の美しさを表現する存在であるということでしょう。創造主の意図を身をもって表す故に美しい存在となる訳です。


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