ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落031 [2012-02-16]

031 Now we must school ourselves to see the cause and the effect manifesting as One when we look at an effect. Form, we recognize with our physical sight as an effect to an effect. The mind must become aware of cause through consciousness. The moment that your eyes glance upon a form the consciousness will give the mind an impression of the life within the form. And you become single minded, as Jesus said man should be.

031 そこで、私達は一つの結果を見る時は、原因と結果が一体となって現れていることを見るように自分自身を訓練しなければなりません。私達は形あるものを自分の肉眼という結果に対して一つの結果として認識します。しかし、心は意識を通じて因について気付くようにならなくてはなりません。一つの形有るものをあなたの目が一瞥した瞬間、意識は形有るものの内部にある生命の印象を心に与えるでしょう。そのようにして、あなたはイエスが人はそうあるべきと言ったように二心の無い状態になるのです。





【解説】

結果と因の両方を同時に観るように、本項は私達に命じています。その裏には、これまでのように目に見え、手に触れることが出来る結果物にしか相手にしないことはもちろん問題外なのですが、現実世界を無視してひたすら因の世界にのみ関心を向けることも誤りであることをも示唆していることがあります。

しかし、当面は私達は因の領域を印象への感受性を高めることで感じ取り、日常生活に適用することで少しずつ能力を高めて行く必要がありそうです。通常、私達は形あるもの(結果物)を観る時、本当の姿をよく観察するというよりも、ろくに見ないまま自分の判断を下してしまいます。エゴによる長年の習慣から判断(裁き)をしてしまう訳です。これに対し、物を一瞥した際にそれを存在させている陰の生命力に気付くようにせよと本項はアドバイスしているのです。

結果と同時に原因を観ることで、その対象物の真の姿が正しく理解されるようになることは間違いありません。「観音」ということがありますが、文字通りに解釈すれば「音」という目に見えない存在を「観る」ということになる訳で、これも従来に感覚を越えた知覚能力を意味する言葉なのかも知れません。


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