ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落023 [2012-02-06]

023 We find no two human being that are alike. For the different talents with which each is endowed makes the difference. But like the keys on a piano, when one learns the tone of each and strikes it accordingly a beautiful harmonious melody is the result. The opposite can be brought forth when not understood.

023 私達はそっくりな2人の人間を見つけることはありません。何故なら各々に授けられた異なる才能が相違を作り出しているからです。しかし、ピアノの鍵盤のように、人が各々の音色を学び、適切にそれを打ち鳴らせば、結果として調和のあるメロディーが生まれます。理解されなければ、その反対が引き起こされ得るでしょう。





【解説】

人間一人一人の多様性に関するピアノの鍵盤の例えについて、以前は一人一人が一つの鍵盤と解釈していましたが、もう一つの見方として、人間に備わった様々な才能を各鍵盤に例えているという解釈もあります。自分自身がどのような才能、能力を有しているのか、とにかく鍵盤を叩いて音を出して見なければなりません。苦労なく良い音が出る鍵盤もあれば、綿密な調律をやり直さなければならない所もある筈です。曲を練習しながら、その都度不都合な箇所を見つけ出し、手直しを進める中で究極にはいずれの才能も等しく備わることになるものと思われます。

また、このように各自が調和ある発達を遂げたとしても、各自はそれぞれ特徴があり、人類には多様性が備わっているものと思われます。何故そのような多様性が存在するかについて、分かりやすく言えば、「一人一人に異なる使命があり、異なる才能が授けられている」ということが出来ます。この相違は遺伝物質において、多くの類似点がある一方、相違点も存在することと同様です。

環境を豊かにするのは多様性です。これら異なる存在、様々な才能の存在が創造物世界を豊かなものにしているのです。


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