ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落022 [2012-02-03]

022 The major purpose for man seems to be -- an unlimited Expression of Cosmic Intelligence -- as no other form seems to have that scope of ability. Yet to do this, every phase of creation must be understood. When Jesus instructed his followers to be "about the Father's business" he had reference to this way of life. And in order to do this one must study each manifestation from the lowest to the highest.

022 人間の主な目的は、宇宙英知の限り無い表現であるように思えます。他の形有るものがそのような能力の可能性を持つとは思えないからです。しかし、これを成す為には、創造のあらゆる段階が理解されねばなりません。イエスが弟子に「父の務め」にとりかかるようにと命じた際、彼はこのような生き方との関連で述べたのです。そして、これを成す為には、人は最低位から最高位に至るまでの各々の現れを学ばなければなりません。





【解説】

本項で着目したいのは、私達人間は「宇宙英知の限りない表現」だとする中での「限りない」という言葉です。無限の可能性、多様性を私達が有していること、またそれを体現することが私達本来の目的であるということです。

「表現者」とはどのようなことをイメージしているのでしょうか。その点について思い浮かぶのは、舞台役者の場合です。役者をここで言う私達自身とすれば、役者は台本(宇宙の計画)に則り、様々な役柄を演じます。この場合、舞台は地球、衣装は人体であり、演出家の指示は宇宙意識に相当すると言えます。役者にとって舞台や衣装等、この演劇に関する一切は無償で提供されますが、それらは役者の所有物ではありません。しかし、舞台の上では役者は自由にそれらを活用し、演目を盛り立てることが期待されています。

演じられる内容は役者の表現能力が未熟であれば、せっかくの台本も台無しになる一方、優れた表現者になれれば、その演目は人々に感銘を与えることが出来ます。

同様に私達は、創造主から各自、舞台や衣装が与えられており、日々の演目を通じて表現の幅を広げ、より高品位な行動が出来ることを期待されています。いずれにせよ、役者が居なければ舞台が始まらない訳で、私達は日々の舞台の上で少しずつであっても表現に磨きを掛ける精進を進めて行くことが期待されています。第1幕の次は第2幕の講演が待っているというものでしょう。


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