ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落008 [2012-01-16]

008 Some doctors go deeper when studying the manifested form of man and observe him with his consciousness. Thus he perceives the invisible or cause back of the effect. In this way he learns the purpose of every artery, muscle and organ and how each is related to the whole form. Thus when one part is out of order he knows what to do.

008 医者によっては人体の具現化された姿を研究する際、深部まで探究し、自らの意識でその人体を観察します。そうすることで、彼はその結果をもたらす目に見えない、或いは背後にある原因を知覚するのです。このようにして、彼はあらゆる動脈、筋肉そして組織、また各々が如何に全体と関連しているかを学ぶのです。このことにより、身体の一部分が乱れた時に何をすべきかが分かるのです。





【解説】

優れた医師が患者を観る時、自分の意識を用いて行う場合には、その病気の原因を特定することが出来ることも、本項では示されています。

その場合、本文中の「自分の意識」という所が本項のポイントの一つです。つまりは外見上の症状はあくまで結果であり、その症状の真の原因はここだと直感させるには、どうしても意識の力を必要とする訳です。この意識なるものについて私自身、正確には理解できていませんが、自分の中にある本来的知性、想念波動や創造主からのメッセージを理解するもので、私達が日常、「意識」と表現される「感じ、感覚、覚醒状態」に似た感覚実態を指すものと思っています。その意識を患者の身体内部に染み込ませ、何処に問題があるのかを探すことを指しているように思います。

生命の探求を医師になるための訓練を見なす時、本文にあるように医師が自分が専門とする身体部位の個別機能を学ぶだけでなく、各部の相互関係について学ぶように、私達は生命の探求についても相互関係の視点を持って行う必要があります。

とかく私達の日常は、「おいしい・まずい」、「キレイ・キタナイ」等の2極で判断しがちですが、これらの表層的な裁きを避けて、意識や想念という精緻な面から、自分自身を教材として研究を進めることが重要です。


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