ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落004 [2012-01-10]

004 We, as his highest creation are intrusted with that responsibility. The study should be no different than a careful observation of a famous painting would be when the artist is not known in person. For the more that it is studied, the better one understands the mind responsible for the painting.

004 最高位の創造物である私達は、その責任を任されています。その研究は画家を個人的に知らない場合に著名な絵画を注意深く観察するのと違いはありません。研究が進むにつれて、人はその絵画を描いた本人の心をより深く理解することになるのです。





【解説】

私達が創造物を通じて創造主を知ろうとする態度は、絵画作品を見てその画家を理解するのと似ていると著者は語っています。私達自身について言えば、自分自身を探求する中で、自分をこの世に生み出した根源の存在を知ることにもなる訳です。

自然観察、あるいは社会情勢の分析等により、様々な物体や事象の理解を深める中で、私達は次第にその表面的な結果の背後にある原因や法則性に気付くようになるものと思われます。絵画の場合、具体的な結果物としては各々の絵の具の色とカンバスでしかありませんが、それらを組み合わせて描かれている全体像は風景であったり、人物描写である等、より深遠な内容があるという訳です。

同様に私達が現象世界にあって、事物を観察する場合、私達はそれらが全体としてどのようなつながりを持っているか、あるいは何故、そのような状態になっているかの法則性等、背後にある創造の原理や製作者の意図を学ぶ必要があります。


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