ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落003 [2012-01-06]

003 And in dealing with the religious or spiritual side, one should not be disturbed regardless of his faith. For the Creator whom we call God, created everything that is known and yet to be known. And to know the Father of all creation, one must study His creation and its purpose.

003 また、宗教や精神的な側面を取扱う際には、人は自身の信条がどのようなものであっても妨害を受けるべきではありません。何故なら、私達が神と呼ぶ創造主は、知られている、そして今後知られることとなるあらゆる物を創造したということ。そして、全ての創造物の父を知るために、人は父の創造物とその目的を研究しなければならないからです。





【解説】

本項は私達日本人にとっては著者の意図した背景について十分理解できないかも知れません。西欧においては古来より、宗教戦争が数多く行われて来ました。古くはキリスト教への迫害の時代や十字軍とイスラムの戦い、近年においても中近東やアフガンでの争いは外見上、宗教上の争いとして説明されているところです。

現代においても各々が信奉する宗教の違いによって互いに敵対的になったり、争いが深刻になれば殺し合いになる場合もあることは少し歴史を見れば明らかでしょう。

こうした中、各自にとっての創造主を探求することに対して他人の妨害が有ってはならないと本項は指摘しています。もちろん、現代の私達も、各自それぞれの表現で自分の把握した創造主像を述べることがある訳で、それらは他人を強制するものであってはいけないことになります。各々が抱く創造主にイメージを互いに尊重し、互いにその優劣を争うよりは、各々の探求の道を歩むことを優先させる必要がある訳です。

私達は同じ山を登っている訳で、どの道を選ぼうとも、頂上では必ず一緒になって、良い眺めを得るに違いありません。


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