ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」巻末参考 段落235 [2011-12-09]

IMPORTANT INSTRUCTIONS

235 To get best results from this book, keep a pencil and a sheet of paper hand, As you read each page and each line, jot down each impression that you receive. Do not read too much at one time. Best results will be obtained by reading one page and then writing down all your impressions before proceeding on.



重要な学習法

235 この本から最良の成果を得る為には、鉛筆と紙1枚を手に用意しなさい。貴方が各頁、各行を読み時、貴方が受け取った一つ一つの印象を書きとめなさい。一時にあまり多くを読んではいけません。最も良い成果は1頁読んだ後、先に進む前に貴方の得た全印象を書きとめることによって得られることでしょう。





【解説】

実はこのシリーズでは、本項と同じ趣旨の内容をこれまで続けて参りました。本文では1頁とありますが、ここでは1段落毎に印象を書き記しています。

多くの「読む」という行為の中で、例えば新聞のようにニュースを知る、必要な情報を得るというレベルでは速読も役に立つかも知れません。試験の長文理解も素早く読むことが出来れば、その後の判断に役立つでしょう。

しかし、宇宙哲学をはじめとする神妙な分野では、頭の中、あるいは心の中に本文の言葉を記憶するだけでは、字面だけの浅い知識に陥ってしまいます。何よりも「言葉として覚えていることで、自分が理解している」と錯覚してしまう危険性があります。私達にとって重要なのは、何よりも著者がどのような理解や認識の下にそのような記述をしたかであり、著者の理解内容に迫る洞察力や感受性を身に付けることだと考えています。

そういう意味では、私達は本分の文字からどのようなことを連想し、重要と考えたか、一瞬一瞬やって来る印象類は読者に対する宇宙からの贈り物とも言えるでしょう。この贈り物を書き留めて(即ち、因から結果の世界に書き留めて)、他の人々と共有することが最も望ましいことは言うまでもありません。一人一人の理解を深める仕事が皆の理解にも役立つ可能性があるからです。

なお、本項「巻末参考」は「宇宙哲学」の本自体に記載があるものではなく、何故か同本に添付されていた一文です。重要なものとして合わせて本シリーズでも紹介するものです。


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