ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第21章 段落233 [2011-12-07]

21 PRACTICE

233 An easy method that you may use if you wish to keep a check on your thoughts through the day is this:

第21章 実践

233 貴方が日常を通じて貴方の諸々の想念をチェックし続けたいと望むなら、貴方が用いることが出来る簡単な方法があり、それは以下の通りです。





【解説】

結局のところ、私達が相手にすべきは自らの心ということになります。肉体上、私達は進化した他惑星人と同等の素材や機能を授けられており、彼らとの違いは自らの心の発達段階でしかないということです。

古来から仏教をはじめ、様々な教えの中で自らの心に対する対峙の重要性について説かれて来ました。本項はこれまで宇宙哲学の本文を学んで来た者に対して、日常実践できる一つの方法について示しています。

詳しくは次の項で示されますが、アダムスキー氏が推奨しているのが、想念観察の手法です。もちろん、私達は私達自身をも裁くべきではありませんが、大事なのはこれまでも本文中に度々出てきたように「警戒」の状態を作ることです。つまり、自分の心の中にどのような想念が湧き上がり、自らがどのような行動を起こそうとしているのかを観察せよということです。

丁度、チベット寺院に大きな目のシンボルが描かれているように、自らを観察することで、自ずと心が正常な道を歩むようになるという訳です。

先日、あるテレビ番組で瀬戸内寂聴さんが出家をする時、師匠の今東光氏から、「これからは一人を慎め」と言われたと述べられていました。自分自身を見つめる存在はもちろん、自分自身なのですが、それは自らに仏(ほとけ)の姿勢を取り入れ、精進する姿なのかも知れません。


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