ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第20章 段落226 [2011-11-28]

20 CONCLUSION

226 The old accepted thought patterns of people all over the world are changing rapidly. The underprivileged are crying for peace and equal rights with those who have enjoyed the good things of life. Even the orb of earth is shifting her position and yielding to the influences that are playing upon her body. There is nothing awesome or supernatural in this change, it is an urge that is felt by the earth and the inhabitants upon it at the change of every cycle.



第20章 結び

226 全世界の人々の古くから容認されて来た思考パターンは急速に変化しています。恵まれない人々は人生のうまい仕事を享受して来た者達と同じ平安と平等の権利を要求して叫んでいます。地球の球体でさえ、その位置を変えようとしており、その惑星体へ及ぼす影響を生み出しつつあります。この変化には何ら恐ろしいことでも、超自然的なことでもなく、それは毎回の周期の変化において地球と地球上の住人によって感じ取られる一つの衝動なのです。





【解説】

この地球、或いはこの太陽系全体が大きな変化を前にしているのかも知れません。しかし、それは宇宙における一つの周期の終りにさしかかっているに過ぎないことを本項は伝えています。地球全体が変化しようとしているのです。

それにつけても本項で記述されている事項は50年前の記述(「宇宙哲学」の執筆は1961年とされています)とは思えない程、現代の世情を描いていることが分かります。即ち、現在、米国で起こっている「格差是正」の要求デモは平等の権利を求める一般大衆の抗議行動であり、「アラブの春」と呼ばれる中東の運動は既存の体制への反発で、両者ともに、本項の記述そのままの内容です。

また、日本をはじめ世界各地で比較的大きな地震が頻発すること等を考えれば、この地球自体が何か身をよじるような動きにあるように思われてなりません。やがては新しい姿勢に落ち着くものと思われますが、まずは、こうした変化の時代に私達自身が生きていることを自覚する必要があると申し上げねばなりません。


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