ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落222 [2011-11-21]

222 "Untold opportunities are granted to man to return to his Father's household for there is no smallest part of essence or intelligence that is lost or is not ever active. When the garment known as the body, releases the flame of life to continue its activities elsewhere, the cell intelligence is busy changing the elements of the body into the dust from whence they came. But the flame of Cosmic Intelligence has found a new vessel which contains renewed energy, in which to express. Thereby continually granting to individualized portions of matter the opportunity to evolve to a higher state of service and understanding."

222 「人には自分の父の家庭に戻る為の明かされていない機会が認められています。何故なら、失われたり永久に活動しない真髄や英知はどんなに細かい部分と言えど無いからです。肉体として知られている衣服がその活動をその後何処かで続けるべく生命の炎を解き放つ時、細胞の知性は肉体の諸元素をそれらがやって来たチリに変化させるべく忙しくしています。しかし、宇宙的知性の炎はそれを表現すべき再生したエネルギーが入っている新たな容器を見つけています。その結果、各個人に分かれた物質に対して奉仕と理解においてより高い状態に進化する為の機会を与え続けているのです。」





【解説】

本項では人の臨終の時に起こっている状況について語られています。私達一人一人は各々の人生の中で少しずつの進化しか出来ないものです。限られた結果の世界の中では思い通りに行かないことも多いものです。

しかし、一度きりの人生だったとしたら、私達は到底その与えられた時間の中で、託された真の目的を達成することなど出来ず、進化の道は閉ざされたままになってしまいます。

これに対し、創造主は連続した人生を与えることで、人間に与えた潜在能力の発揮を促し続けている訳です。即ち、臨終の時、肉体は身体の細胞の分解処理を急いでいる一方で、宇宙的な魂は次なる肉体を見つけ出し、移行の準備を進めているというのです。こうして次々に生命力の真髄が伝承されて行く中で、人間の持つ潜在力が次第に開花するとしています。

本講座において度々、「Mortal(死すべき)」という言葉が出てきましたが、これは本項に述べられるように、やがては臨終を迎え、分解する運命にある「その肉体に属する」要素、成分という意味であり、一方、「宇宙的」とは未来永劫、永続する要素を指しています。


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