ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落221 [2011-11-18]

221 "Man has not experienced the full potential of his being, for he too is forgetful of his cause parent. As a result he wanders in a maze of effects, ever searching for that which has lasting value.

221 「人間は自分の存在の最大限の潜在能力を経験したことはありません。何故なら、彼もまた自分の因の両親を忘れたからです。結果として彼は結果の迷宮の中をさまよい、価値が長続きするものを求めていつも探しているのです。」





【解説】

私達一人一人はリンゴのようなものであり、親木から今後の全てに対応できる能力を授かった後、この世に生まれて来ました。私達の中には宇宙生命の表現者たらんとする宇宙的衝動を持った生命波動が存在しているという訳です。

私達が行うべきは、私達に託された親木(宇宙意識)の意図を理解し、自らの才能を適切に応用し、創造表現の担い手、経路になることです。

しかし、それらの大切な事柄について教える者が居ないことや、各自のエゴがそのような謙虚さを失っている為、これら大切なポイントを掴み損なっています。その結果、自分達の安定した拠り所を求めて、結果の世界をさまよっているということでしょう。今日、世界各地で起こっている経済問題等の中で、各々自分の財産や生存をどうすれば安定的に確保出来るか、求めて動いていることは、本項の指摘の通りです。

本来、私達はこの世界に生まれ出た時、無一文、無一物で誕生しましたが、その時点で既に私達は十二分の才能と知恵を創造主から受け継いでおり、それらを活用することだけが求められてきたという、生来恵まれた存在である訳です。


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