ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落219 [2011-11-16]

219 "From the bosom of mother earth the seed grows to a beautiful and productive tree expressing its full potential in bringing forth fruit. According to the seasons., tender new leaves grow into maturity, delicate blossoms proudly display their color and fragrance attracting pollen and the elements required for the growth of the individual apples. Slowly the blossoms release their beauty that the fruit bearing the re-creative seed may fulfill its purpose.

219 「母なる大地の胸元から、その種は一本の美しく、そして果実をもたらす完全な潜在力を表現する木に成長します。季節に従って柔らかな若葉は成熟へと成長し、繊細な花々が誇らしくそれらの色や香りを表し、花粉やその他の一つ一つのリンゴの成長に必要な要素を引き寄せます。花々はゆっくり、その再創造の力を持つ種が、その目標を成就するよう実を付ける為、その美しさを解放します。





【解説】

リンゴの木の一生、一年の生活はどのようなものかについて本項では解説しています。

種から芽を吹き成人したリンゴの木は春には花を咲かせ、夏には葉を繁らせ、秋にはその実を膨らませます。こうした一年の中で、やがて冬が近づく頃、一年の成果とも言える成熟した果実を実らせる訳です。

大切なことは、一つ一つのリンゴが一年を通じて親の木が時には身を削って育んだ愛情を一身に集めたものであることです。同様なことは人間も含めて、自然界全てに言えることで、親の愛について異論を唱える者は居ない筈です。

更に、より重要なことは、これら実を付けること、増殖や生殖という行為自体が宇宙における再創造の作用を担っていることで、本文中にもリンゴの実を成らせる為に親木が努力するのは、そのリンゴの実が再創造の役目を果たす為だとしています。つまりは子供が自立し再び、自ら再創造の経路として任務を果たすことが出来る為だという訳です。

以上、リンゴについて話して来ましたが、これは人間にも当てはまるように、全ての創造物について言えることだと思われます。


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