ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落218 [2011-11-15]

218 "The apple tree lends itself very nicely as a symbol of creation and re-creation. The tree as a parent for the apple started from a seed within whose heart was the cosmic urge to express.

218 「リンゴの木というものは、創造と再創造の象徴として、大変良く自らを役立てています。そのリンゴにとって両親となる木は、その内部の芯の中に表現したいと促す宇宙的衝動がある一つの種からスタートしました。」





【解説】

今、はからずも日本はリンゴの収穫の季節を迎えています。エデンの園でリンゴを食べたことから園を追われたアダムとイブの話のように、何かと人間の根本的課題に引用される等、リンゴはある意味、象徴的な果物と言えるでしょう。

私も以前、リンゴ園でその見事な実を付けたリンゴの木々を間近に見たことがあります。人間と大変、つながりがあるリンゴですが、リンゴ農家でない限り、どのようにリンゴが実るのか、よく知らないのが実情でしょう。

本項はその中の出発点として、リンゴの木の由来は小さなリンゴの種であることを改めて確認せよとしています。10mmにも満たない小さな種の中で、宇宙的な衝動が詰まっていて、それがリンゴの大樹まで生長を促しているとしています。誰もが分かる内容ですが、改めて小さな種に含まれる因の力の大きさを認識するものです。

本講座を含め、よく因を知るように、気付くようにと言われていますが、その内容は決して摩訶不思議な世界に入れというのではなく、極めて明らかな事象に気付くことから生まれるように思います。

「奇跡のリンゴ」の著者、木村秋則さんは、長年、無農薬のリンゴ作りに奮闘し、最期には大成功を収められましたが、植物や動物と会話し、自然界の神秘を学ぶ徹底した姿勢に学ぶ所も多いものです。


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