ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落207 [2011-10-27]

207 These were large people and their color may be likened to our bronze or rust, which was probably caused by the intensity of the sun's rays which shone upon the earth at that time.

207 これら(訳注:トリテリア)の人々は大柄な人達で、彼らの肌の色は今日で言う赤褐色もしくはさび色に近いかも知れませんが、それはおそらく当時、地球を照らしていた太陽光の強さから引き起こされていたのかも知れません。





【解説】

トリトン神について調べたところ、多くの想像画が検索され、そのいずれもが逞しい体型をしていることが分かりました。先に記述のあったレムリア人が比較的小柄なアジア系人種であったのに対し、それ以前に地球に住んでいたトリテリア人ははるかに大きい褐色の人達であったことが、本項の記述から分かります。

彼らが具体的に何処の地域を中心に住んでいたかの記述はありませんが、ギリシア神話に伝承されていることを考えれば、地中海沿岸に居たことも考えられます。また、今日、アトランティスやレムリアのように遺物や伝承が伝えられていない理由は、彼らが円満に地球を去ったことにあると考えています。

即ち、地球での本来の任務を全うし、他の惑星に向けて地球を引き払う時、彼らは後年、地球を訪れる人達の妨げとならないよう、自分達の文明の遺物、残骸を全て撤去したものと考えています。全てを自然に戻す形で地球を去ることが、美しい自然環境を保つことになるからです。

そのように考えれば、トリテリア人の痕跡がわずかな神話伝承しか残っていないことも納得が行くことになります。しかしながら、宇宙の記録、アカシックレコードには彼らの活動は記録されていることでしょうし、どのような文明であったかは、各自の能力に応じて探ることが出来るという訳です。


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