ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落204 [2011-10-24]

204 In the bible of every race there is an account of creation and the suggestion of an Eden where man dwelt in the perfect state of being, but there is little more than the suggestion and it has been accepted by humankind as a beautiful bit of mythology that has an indifferent effect upon the progress of man in his present state of being. In the annals of consciousness, however, is revealed the truth concerning a race of God-men and their Edenic homeland.

204 あらゆる種族の聖典の中には、創造の記述と人間が完全な状況の中で暮らしていたエデンの園と呼ぶべきものの示唆が書かれていますが、それは示唆以上のものですが、これまでは人間の今日の状態への進歩にどうでも良い程度の神話の美しい小片でしかないとされて来ました。しかしながら、意識の年代記の中では、神人族とそれらのエデンの母国に関する真実が明かされています。





【解説】

自分達の祖先が何処から来たのか、各々の民族の神話は伝説を伝えています。わが国で言えば天孫降臨であり、旧約聖書ではアダムとイブがエデンの園から出たことが発端とされている訳です。

本項では、全ての民族神話の中に、かつて祖先はいわゆる天国に暮らしていたことが記されていると解説しています。つまりは、当初の人間は何一つ不自由の無い環境に暮らしていたことを意味します。これについては同乗記その他で、自然豊かな地球環境に様々な惑星から問題のある人達が連れて来られたと記されていたことを思い出します。まさに禁断の惑星で、十二分に暮らして行ける温暖な環境の中に人々が置かれ、本来の精神的進化を求められたことと繋がっているかも知れません。

しかし、実際には良い所まで昇ったものの、前項(201)で記されているような問題からレムリアのように消滅してしまった文明もあったということでしょう。このような太古の出来事が伝承されて、エデンの園のような一時的な天国の暮らしの物語が伝わっているという訳です。


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