ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落196 [2011-10-12]

196 Lemuria was a vast continent which included most of the islands of the Pacific - Hawaii, the Easter Islands, New Zealand, the Philippines and other smaller island groups. These islands were at one time the highest mountain peaks of the now submerged land. Lemuria was at one time a civilized part of the world; her people were highly cultured and possessed advanced knowledge of cause and effects. They lived not for self but for the All, recognizing each form as the expresser of Cosmic Intelligence. Each individual knew himself as a servant of the universal force. They went about their duties in a peaceful manner without thought of one man being greater than another, or of one piece of work being more important than the rest. No jealousy or greed existed among them - Lemurian land was the home of one happy family where discord was unknown and equality reigned.

196 レムリアは太平洋の島々のほとんど、ハワイ、イースター島、ニュージーランド、フィリピンその他を含む広大な大陸でした。現在のこれらの島々はかつては海に沈んでいる大陸の高い山の頂でありました。レムリアは一時期、世界の中で文明が栄えた地域でした。その人々は高度な教養を持ち、因と結果について進歩した知識を持っていました。彼らは自分の為に生きるのではなく、各々の形あるものが宇宙的知性の表現者であると認識し、全てのものの為に生きていました。各個人は自分自身が宇宙普遍の力に対する下僕であることを知っていました。彼らは自分達の仕事をするに、一人の人間が他の者より優れているとか、一つの仕事が他よりもより重要だとかの考えを持ちませんでした。彼らの間には嫉妬や貪欲は存在しませんでした。レムリア大陸は不協和音を知らず、平等が行き渡る一つの幸せな家族の家であったのです。





【解説】

ヒマラヤの山奥に海に住む貝の化石があったり、海から離れた中国内陸部にアンモナイトの化石があることは、私達の住む大地には過去に大きな地殻変動があったことを意味しています。また私達の住む日本でも気をつけて見渡すと住宅地の造成現場には地層があり、それらが歪んでいる等、大地は一見、動かないように見えますが、実際には絶えず変動の途上にあることが分かります。

本項で述べられているいわゆるムー大陸の記述は、現代の地球物理の見解とは必ずしも一致していませんが、前項で述べられたアカシックレコードに基づくものであり、真実を指摘しているものと思われます。太平洋の島々に散在する民族が平和で因を理解する民であったことは、今なお、ハワイ島その他に伝承されているものと思われます。

このような巨大な大陸が海に沈んでしまったことは当然、犠牲者も莫大であり、大きな悲しみでありますが、イエスの「天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は決して滅びることがない。(ルカ21:33)」と言われた意味が、宇宙に流れる原理はこのような結果の変化に係らず、常に一定に作用するものだと述べていたことが分かります。


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