ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落189 [2011-09-30]

189 Science has progressed very rapidly in the last few years. Now, with the aid of fine instruments, the I.G.Y. research and the satellites, the scientists are able to delve deeper and deeper into the realms of Cause. They are beginning to understand and use Nature's Creative Mathematics; which is, one and one equals three. Old accepted theories are being replaced with more factual knowledge as the field of research broadens.

189 過去数年の間に科学は急速に発展しました。今や精密な装置やI.G.Y.(訳注:国際地球観測年)での研究、そして人工衛星のお蔭で、科学者達は宇宙の領域の奥深くまで掘り下げることが出来るようになりました。彼らは自然の創造的数学を学び始めています。その創造的数学とは1+1=3というものです。古くから容認されて来た諸理論は研究分野が広がるにつれて、より事実に基づく知識に置き換えられています。





【解説】

文中の国際地球観測年(1957−1958)は地磁気やオーロラ、電離層や太陽活動、南極観測など、各国が互いに協力して多方面から地球を観測したものです。日本では「宗谷」による南極観測が行われていた頃のことで、著者は地球の文明にとって飛躍的に進化を遂げるきっかけになったと解説しています。

国際地球観測年の本来の目的は何処にあったのかは知りませんが、同乗記にも出ている通り、私達の太陽系の来るべき変動期に備えた一連のプログラムの一つであったのかと推測しています。

期間中、米国ではバンカードロケットによる宇宙探査が始まり、その後の有人月探査につながって行きます。

日本では、今日では月探査衛生の「かぐや」や小惑星イトカワからサンプルを採取して帰還した「はやぶさ」等、宇宙探査の技術も独自の歩みを見せているところです。

このような宇宙への関心が向かうことは、宇宙空間における様々な創造作用に直接触れることでもあり、人類により広い概念を与えることになります。今日、GPS衛星によりカーナビをはじめ、様々な恩恵を受けており、私達は「天と地」等、古い古代の概念から脱皮して、宇宙時代に生きているということが出来ます。


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