ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落187 [2011-09-28]

187 Today our chemists make practical use of their knowledge. They produce new metals to meet the needs of increasing mechanical achievements and are harnessing the forces of nature to facilitate the turning of the wheels of progress. They whom the religionists have called godless men are today becoming the masters of the elements by acknowledging that One Principle governs all things.

187 今日では我々の化学者達は自分達の知識を実用的な用途に用いています。彼らは機械的性能を高める必要性に応える為、新しい金属類を作り出していますし、進歩の歯車の回転を促進させる為、自然の諸力を利用しています。彼らは宗教主義者からは神を否定する者達と呼ばれている一方で、唯一の法則が万物を支配することを自覚することによって、今日、諸元素の支配者になりつつあります。





【解説】

今日レアメタルやレアアースと呼ばれる様々な希少元素を加えることで、性能が高まる現象が様々な分野で実用化されていますが、本項はそれらの事象を述べているものと思われます。

詳しい知識はありませんが、最近の化学は分子構造から対応する触媒その他を設計するような物質を統制する段階にあるようで、現代の地球人は物質の支配者になりつつあります。

これら物質を熟知するようになった人類に対して、旧来の宗教主義者からは物質をあやつって神を冒涜するものだと非難される傾向があります。もちろん、家畜が人工受精によって新しい個体を産ませ食用に生育させる等、私達が行っていることは人間の都合によって全ての生きものを利用していること等については、本来、責められるべきものだと思います。

しかし、分子・原子レベルにおいては、人間は創造主の法則をよく学び、その結果、物質支配の手法を手にしていると言えるようです。このような手法に対して、本項はその宇宙普遍法則が厳に存在することを自覚し、その普遍法則を前提に全ての事象を観ることが大変重要だとしています。


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