ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落182 [2011-09-14]

182 Why should we base our life of today upon ancient philosophies? Should we enjoy going back to the ox-cart? I am sure that a great percentage of the population of the world would starve with only ox-cart transportation. Some of our so-called spiritual students are starving on the meager supply of mental food that is carried to them on the slow-moving vehicle of ancient myth and ritual. We are moving faster than we have ever done and we are compelled to keep up with our existing state of progress. Our mental expansion must coincide with and support our mechanical progress. Those who live too much in the past ask why we are rushing and where we are going; may I answer in this way, we do not need the aimless rushing but we must keep pace with the fast moving events of life.

182 何故、私達は今日の私達の生活を古代の哲学の上に基礎づけるべきなのでしょうか。私達は牛車に立ち戻ることを楽しむべきなのでしょうか。私は世界の人口の大部分が牛車の輸送によっていては餓死してしまうことを確信しています。私達のいわゆる霊的学徒はゆっくり動く太古の神話と儀式の乗り物に乗って来る精神的食料の貧弱な供給に対し飢えています。私達はこれまで成したよりも速く動いており、私達は現在ある進歩に追いつかざるを得ないのです。私達の精神的拡大は私達の精神的進化に呼応し、それを支えなければなりません。過去に対し、余りにも多くを生きている者達は、何故私達が走っているのか、何処に私達が行こうとしているかを問います。それに対して私はこのように答えても良いでしょうか。私達は無目的に急ぐ必要はありませんが、生命のすばやく動く出来事にペースを合わせ続ける必要がありますと。





【解説】

本項で興味深いのは、昔の牛車の時代に戻ったら、多くの人々が深刻な食糧難に陥ることに加えて、私達の精神的な食料にも飢えるとしていることです。

言い換えれば、私達が生きて行く上で、肉体を養う材料の他に、精神を育む材料も必要としているということです。

今日では自宅のパソコンから国を問わず様々な知識を知ることが出来ますし、瞬時に遠隔地にメールをすることも行われています。こうした社会環境は従来にはなかったことで、例え一部の特出した人物による教えはなくても、各自の意欲さえあれば、必要な情報源にアクセスすることは可能になって来ました。

このように考えると、時代は確実に進歩している訳で、私達は現代社会の動きについて行く必要があります。本講座もこのような精神を育む材料の一つになればと思う次第です。


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