ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落174 [2011-09-02]

174 When the Christ, made the statement, "I and the Father are one" He was professing absolute knowledge of the cosmic language, for the Father is All and how could the Christ be one with all unless he was able to enter into communion with it and acknowledge his relationship to it.

174 キリストが「私と父とは一つだ」と述べた時、キリストは宇宙的言語についての絶対的な知識を持っていることを明かしたのです。何故なら父は全てであり、キリストはその中に一体化して入って行き、自分とそれとの関係を自覚していなければ、どうして全てと一体になることが出来ることになるのでしょう。





【解説】

2000年以上も前の地球の人々にキリストのこのような言葉がどのように理解されたのか、また今日の人々に対してどのように受け取られているかについて考えて見る必要があります。

言い換えれば、私達がこれから進もうとしているはるか先を既にマスターしていた導師が2000年以上も前に居たということ自体、驚くべきことです。他惑星の文明のレベルは私達の想像できないくらい進化していることを先ずは理解する必要があります。

また、キリストは当時の人々に何かの品物、例えば何らかの工業製品を見せて、進化を促すことはありませんでした。人々と同じ暮らしをし、同じ衣食住を過ごす中で、なお「父」の存在とその持つ偉大な力について人々に語っています。つまりは当時の人々と何ら異なることのない条件の中で、個人の能力として「父」(創造主)との一体の中で、多くの奇跡を人々に見せ、その力の偉大さを示したということでしょう。

このことは機械文明の発達した今日の地球についても状況は同じです。心や意識についての現状の私達の知識は2000年間、何らの目だった進歩は無かった訳です。「私と父とは一つだ」という言葉が、誰でも発せられるようにするには、先ずは各自で「父」に直面し、「父」を信じることから始めなければなりません。


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