ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落173 [2011-09-01]

173 It has been said that such form of communication cannot be relied upon but that is untrue. We are being guided constantly by the voice of conscious thought, whether projected from a cosmic source or through a personal channel. There is no man who is not to some extent aware of his power of intuition which is nothing more or less than the voice of consciousness.

173 このようなコミュニケーションの形成は信頼できないとされて来ましたが、それは真実ではありません。私達は宇宙的源泉から投影されたものにせよ、個人的な経路からにせよ意識的想念の声によって常に導かれています。意識の声以外の何物でもない自らの直観力について幾分かも気付いていない者は誰一人居ないのです。





【解説】

そもそも何かについて考える時、発端となるアイデアは何処から来るのでしょうか。通常の私達の心は選択肢があった際にどちらが得か損かを比べるのは得意かも知れませんが、発想自体を生み出すことは苦手です。殆んどの場合、思いつくアイデアは何処からともなく湧き上がるもので、それは意識的想念に由来していると本項では解説しています。

つまりは既に私達は自覚しないままに意識的想念を頼って問題の解決を目指していることになります。

しかし、最もこの意識的想念を活用しているのは芸術家ではないかと考えています。今まで誰も試みていなかった斬新な手法を取り入れて白いカンバスや木や石の塊から姿形を造り上げて行く過程には、必ず意識的な閃きが必要だと考えています。

そのように自らの身体を通じて、これら意識的な想念を再発信すること、自らを意識の通り道とすることでますます感受性が高まり、併せて作品という結果を収めることで更にその能力を育むことが出来るものと考えます。日頃から私達自身もこれら直観力を大切に取り扱って、その能力を高めることにより、各々の仕事の成果の芸術性も高まることになることでしょう。


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