ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落172 [2011-08-31]

172 We have spoken about this language as it expresses through the medium of sound, which is one of the lower voices of consciousness, but let us now consider thought. Here we have taken a step higher for through this form of communication we have eliminated time and space. Through the medium of thought we are able to speak to another although we are thousands of miles away and the contact is made almost instantaneously. Through this means of transmitting a message we can contact another person even though their body is in the state of sleep. Conscious thought is a messenger that works unhampered by time, space or conditions.

172 私達はこの言語というものについて、意識の低次な声の一つである音の媒体を通じて表現されるものとして語って来ましたが、更に想念を考えて見ましょう。ここでは私達は一段高いステップに立っています。何故ならこのコミュニケーションの形態を通じて私達は時間と空間を取り払っているからです。想念の媒体を通じて私達は何千マイル離れていても他者と話すことができますし、その接触はほとんど瞬間的に行われます。このメッセージを発信する手法を通じて私達は相手の肉体が睡眠状態にあっても相手と接触することが出来ます。意識的想念は時間や空間、あるいは状態に妨げられることなく働くメッセンジャーなのです。





【解説】

言葉として意思が発せられる際には、先ず想念が湧き起こってそれを言語に翻訳した後に音声として発せられる訳です。即ち、音声の発せられる所、想念があることになります。しかし、音が放送設備等の伝送装置を用いなければ、また、相手も同様の装置を持たなければ遠い所には届かないのに対して、想念は距離に関わりなく、瞬時に伝わります。それは目や耳等の感覚器官にではなく、直接肉体細胞のレベルに伝える為、相手が眠っていても伝えることが出来ることになります。

想念は意識的である為に、全宇宙に伝わる波動であり、各自に優れた受信能力があれば、距離に関わりなく何処でもその発信者の意図を感受することが出来るという訳です。

なお、本文中に想念が「時間や空間」に関わりなく、伝播するとありますが、この「時間」に関わりないと言うことについては、一度発信した想念は多少減衰するにせよ、以後永遠に空間に反響を続けて残留することを指すと解釈しています。

つまり、各自の発する想念は同時代の人に影響を与えるばかりでなく、将来の世代にも影響を与える力を持っているとも解釈出来ます。かつて地球に居られた、或いは遠く離れた天(惑星)に居る多くの導師(マスター)の発心の恩恵も私達は受けているのではないでしょうか。


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