ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落167 [2011-08-24]

167 Why is one affected by music, for instance? It does not speak words as a human speaks and still one melody will produce a feeling of great joy, another of sadness, and still another will carry one into a state of exaltation. It effects a person who has never studied the science of harmony just as it affects the one who is a musical master. Music is a universal language for it is interpreted through the Cardinal Sense of Feeling.

167 例えば何故、人は音楽によって影響を受けるのでしょうか。音楽は人間が話すような言葉を語ることはありませんが、それでも一つのメロディーは至福感を作り上げ、他のメロディーは悲しみを、そして更に別のものは聞く者を高揚感の中に導きます。それは和声学を学んだことのない者も、音楽の巨匠である人に作用するのと同様に影響を受けるのです。音楽とはフィーリングの中枢感覚を通して翻訳されるが故に、一つの宇宙普遍の言語と言えるのです。





【解説】

よく見かける光景に、若者の多くが音楽携帯プレーヤーを聞きながら通勤・通学をしている姿があります。音楽に惹かれるこの年代は本項で言う音楽の持つ本質的な特徴に基づいていることが分かります。おそらく感受性の高い年代においては特に音楽に惹かれるということなのでしょう。

音楽については特段学んだことはありませんが、そのメロディーは人間に直接的に作用することは間違いないように思います。心をゆったりさせるヒーリングメロディーから怒りをぶつけるハードロック調まで、その音楽を聞く者に少なからず影響を与えるものです。

宇宙的な音楽と言えば、皆様もよくご存知の映画「2001年宇宙の旅」の中の地球と月との間の宇宙定期船の中で流れるヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」があります。大宇宙での楽しい調和した生命賛歌として用いられているものですが、それもアダムスキー氏が何処かでかつて、これらのワルツ曲が宇宙的なのだと語っていたことを思い出します。

日頃から良い音楽や楽曲に心を調律して置くことが、自然界から聞こえて来る様々な音に対しても心を開ける人間になれるということでしょう。


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