ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落166 [2011-08-23]

166 You are related to everything in the cosmos. The language of consciousness is spoken by all, and if you will be continuously aware of this fact the time will come when you will understand every living thing. The leaves upon the trees, the chirp of the birds, the croak of the frog, the hum of the bees - all will speak to you and you will understand life as it manifests through each individual channel. Every slightest sound will become a voice no different than the voice of another human and you shall partake of the consciousness of each thing that lives.

166 貴方は宇宙の中のあらゆるものと関連しています。意識の言語は全てのものによって話されており、貴方がこの事実に絶え間なく気付いていれば、貴方があらゆる生きものを理解する時が来ることでしょう。木々の葉、鳥達のさえずり、カエルの鳴き声、ミツバチの羽音、これら全てが貴方に話し掛けるようになり、貴方は各々の経路を通じて生命が現れることにより生命を理解するようになるでしょう。一つ一つのわずかな音が他の人間の声と何ら変わらない声になることでしょうし、貴方は生きるものの意識を分かち合うことになる筈です。





【解説】

自然の中を歩く時、私達は様々な音を耳にします。朝であれば夜明けを喜ぶ鳥のさえずり、昼には草むらの中で鳴く虫の音、夕方には、この時期、日暮蝉の鳴き声など、数多くの音を聞くことが出来ます。

私達は日頃、何故蝉が鳴いているのか、何を訴えているのか等、人間以外の発する声について、あまり関心を抱いては来ませんでした。しかし、本項はこうした各々の生物が発する音も人間が発する声と何一つ異なるものではないとしています。各々の発する声がその音であり、私達自身が関心を持たなかったために、それらを単なる音として長年見なしていたに過ぎないということです。どこかで聞いた話には、フランス語をはじめとする多くの西洋言語には、虫の音を表現する単語が無いとのことです。鈴虫やウマオイ等、古くから日本では虫の音を愛でる文化があり、それらの音の違いを聞き分けていた訳ですが、これらは日本文化が受け継いでいる世界に誇れる感受性の高さと言えるものでしょう。


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