ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落149 [2011-07-27]

149 Newness, constant action, progression of thought, substitution and replacement of ideas keeps one in pace with life. If you seek a broader understanding of the cosmos you need not affirm or deny but use your emotional power with reason for the betterment of yourself and others. Control your emotions instead of being a slave to them, for uncontrolled emotion which is temporary self-hypnosis is the cause of crime. You may never take the life of a fellow-being but if you indulge in self-hypnosis you will be guilty of killing your own soul.

149 新しさ、絶えざる行動、向上する想念、アイデアの交換や取替えは人を生命に遅れず付いて行かせます。もし貴方が宇宙のより広い理解を求めるなら、貴方は貴方の感情の力を肯定も否定もする必要はなく、貴方自身と他の人達の向上の為に用いる必要があるのです。貴方は感情の奴隷になるのではなく、それらを制御するのです。何故なら、制御されない感情は一時的な自己催眠であり、犯罪の原因であるからです。人は決して仲間の命を奪ってはならないのですが、もし貴方が自己催眠に身を任せるとしたら、貴方は貴方自身の魂を殺す罪に問われることになるからです。





【解説】

章の最後にあたり、著者は「自由意志」対「自己催眠」について、ポイントをとりまとめて私達に示しています。

宇宙に流れる生命力は私達に多くの恵みをもたらして呉れますが、その生命力に追いついて行く為に、或いはその生命力に同調する為に、私達は何をしなければならないかを示したのが、冒頭の言葉です。

宇宙に流れる生命力は実に活発であり、常に新たな展開を見せる等、創造的な波動であると言えるでしょう。それ故、私達がそれと同期して、恵みを多少なりとも受けるには、新鮮さや活発な行動性、更には想念活動、思考活動を自由で柔軟なものに保つ必要があります。そのように呼応出来る波動を保つことで、身体はより健康状態を保つ訳で、全身の細胞が歓びで湧き立つような充実した生涯を送ることが出来ます。

一方で、このような状態を保つ上での課題は、私達自身の持つ不安定な感情です。これらは内外ともに大きな力を持っていることから、それらを野放しにするのではなく、制御することが必要だとしています。この場合、重要なのは本文で示されているように、それらを統制した状態の中で、その力を有益な方向に活用するということでしょう。これらの感情を否定したり、肯定したりして自分を決め付けることは意味がないことも述べられています。私達が持つ感情の力をより良い目的の為に活用すべきだとしている点も注目したい所です。


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