ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落148 [2011-07-26]

148 The Christ said, "Fear not the man that slays the body but fear the man that slays the soul." This individualized soul is the reasoning and will-power of man.

148 キリストは言いました。「肉体を殺す者を恐れず、魂を殺す者を恐れよ」と。この個別化された魂とは人間の推論と意志の力のことです。







【解説】

初期のキリスト教徒が迫害を受けた際に、思ったであろうキリストのこの言葉は、今日の私達についても当てはまる言葉となっています。

多くの迷える者が存在する中で、巧みにそれらの者を取り込んで、自分達の組織の働きバチに仕立てようとする者も覆い筈です。私達は、油断も隙も無い世の中に暮らしている訳で、全ての情報については、鵜呑みにせず、自ら考える(本項でいうreasoning推論する)こと、例えどのような誘いがあっても自ら選択する意志の力を発揮することが必要です。

先日もある会でお話したのですが、最近"George Adamski A Herald For The Space Brothers"という本がオランダで出版されていることが分かりました。早速、入手したところ、これまでになくアダムスキー氏の著作が数多く紹介されており、著作のリストも整備されていて好感が持てました。念のため、英国の友人にこの本について問い合わせた所、思わぬ返事が返って来たのです。

その友人によれば、その内容はアダムスキー氏の著作を紹介していて一見、好意的に見えるが、肝心な所でその主旨を捻じ曲げており、その著者の信奉する別の団体の主張に誘導しているという訳です。

実は、最近、日本でもアダムスキー氏に類似した主張をするUFO団体が多く存在するようです。私自身はそれらの個別の内容について知るものではありませんが、例え「言葉の上では」同じような主張をしているからと言って、100%それらを鵜呑みにして信じることは危険です。自らの魂、意識の声、印象に従って、真実を見抜くことが必要です。これについては、そのイギリスの友人は"How to know a space person"というアダムスキー氏の著作を参考資料として送ってくれました。それはアダムスキー氏が土星旅行に行く前の頃、パロマーの自宅に当時、宇宙人が訪ねて来た時の話で、宇宙人は決して自ら、身元を明かすことはなく、各自自分の意識でそれを感じ取ることが必要だと述べられています。

自分の道は自分で切り開くということかと思います。


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