ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落144 [2011-07-20]

144 Did you ever attend a camp-meeting where the participants threw themselves into such a high emotional state that they were finally hypnotized into performing things they could never have done when in a normal state of consciousness? After coming out of this emotional spell they were asked if they knew what they had done and the answer would be a negative one. All that they were conscious of was the fact that the Holy Spirit had them under control. This proves that they were under an imposed influence which deprived them of their power of reasoning and will.

144 貴方はこれまで、参加者達が、このような激しい感情状態に陥った結果、最終的には催眠状態にかかり、正常な意識状態では出来ないような事柄を成し遂げるような野外集会に参加したことはありますか。この感情の魔法から抜け出した後、彼らは自分達が何を成したかを訊かれますと、否と回答するでしょう。彼らが意識していたことの全ては、聖なる魂が自分達を統率していたという事実だけです。このことは彼らが自分達から推論と意志の力を奪った、ある押し付けられた影響力の下にあったことを示しています。







【解説】

米国ではこのような野外集会が多く開催されているようです。先日、韓国に出張で行った際にも、若い人達が短期間、仏教寺院の宿坊に宿泊し、座禅等の体験をすることが盛んになっていると聞いたことがあります。おそらく、様々な面で厳しくなって来た現代社会において、より精神的な修養を求める若者も増えているように思います。

他方、このような道を求める人々が多い中で、本項で指摘するような好ましくない活動事例も広がっていることが懸念されます。詳細については知りませんが、原子力発電所の事故や震災以来、様々な警告を発するサイトが目立つようになりました。中にはもうすぐ日本全土が無くなるような警告を掲載し、日本から離れるよう指示する所もあるほどです。

不安を抱える人々に対し、様々なグループが真理をもたらすものとして近づいている訳ですが、私達はそれらの招きに対して、全身全霊をもってその本質を見極める賢さが必要です。「ハトのように穏やかに、ヘビのように賢明に」の例えの通りです。

古来、民衆には知識が無く、一部の支配階層に従うだけでしたが、これからの時代、民衆には十分な知識と情報がある訳で、本項のような催眠パフォーマンスにお金を払うことや魂を捧げることの無いよう、それらの本質を見抜くことが必要です。時代は末期に近づいていることから、悪は悪をより鮮明にし、善は善をより鮮明になるよう、時代が移り変わるものと思っています。


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