ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落143 [2011-07-19]

143 Religion in the early days held the upper hand over the masses through such actions as this. The Soul-seeking populace were thrown into a state of emotional hypnosis which made them an easy prey to the more clever individuals who perpetrated such methods of worship.

143 初期の頃の宗教は、これと同様な行動を通じて大衆を支配しました。魂を求める民衆は感情的な催眠状態に陥れられ、このような礼拝の方法を実施したより悪賢い者達へのたやすい餌食になってしまったのです。





【解説】

古来行なわれていたことは、今日にも続いていると思うべきでしょう。私達の身の回りにある既存の宗教組織は、皆そのような要素を持っているのかも知れないと考えた方がよいようです。まさに道を求める私達子羊を食い物にする悪人が横行していると、著者は1960年代に警告している訳です。

この地球という世の中には長年の経緯から、あらゆる所に、まさに「死すべき(mortal)」仕組みがあり、民衆から収奪するようなシステムが出回っています。人々の嗜好を刺激し、時間とお金を費やさせるゲームや携帯電話等々の普及は、人々に自分自身や生命を考えさせる機会を奪う、大衆扇動も多いように思います。

このような中にあって、じっくり落ち着いて自らの身辺を見回し、宇宙と自分との関係に思いを致す存在になろうとすることは、大変貴重な存在と言えるでしょう。私達一人一人は大きな宇宙から見れば砂浜のほんの一粒の砂の存在でしかありませんが、ひとたび太陽の光に照らされれば、その砂粒だけが輝くことは明らかです。その輝きは上空からでも容易に認めることが出来るでしょう。

本講座を学ぶ一人一人が小さいながらも、宇宙創造主から受けた光を周囲に照らす存在になり、周囲に影響を与える一粒になって欲しいと願うばかりです。


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