ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落139 [2011-07-12]

139 This change is similar to a high precision motor that causes a frictional deterioration on all of its parts when it is not properly synchronized. Each emotional unbalance curtails the free life flow and causes damage to the body, until the mortal sense intelligence comes to the realization of its limited and destructive influence and releases its personal ego to the Cosmic Life Force.

139 この変化は高精密なモーターが適切に同期が取られていないと、その全ての部品に磨耗を引き起こすのと類似しています。死すべき感覚の知性がそれ自身の限界と破壊的な影響を自覚するようになり、宇宙的な生命力に個人のエゴを解き放つまでは、感情のアンバランスの一つ一つが自由な生命の流れを短縮し、肉体に損傷を与えるのです。





【解説】

人体は精密な機械に例えられるという訳です。感情のバランスが保たれなければ、人体各部に摩擦や不調和を引き起こし、ひいては人体の寿命を縮めることになります。

時代の進歩とともに、人間の平均寿命も伸びていますので、少なからず、この文明はより良い方向に進みつつあるようですが、個々に見ると未だ課題も多いように思われます。

その一つがエゴに対する認識です。科学の進歩により、病気への対策技術や身体維持のための科学的知見は増え続けており、衛生状態の向上と相まって長寿命化を実現させて来ました。しかし、肝心の想念レベルになると課題は山積しています。所詮、エゴには限界があることや、全体至上の創造的原理についての理解は未だ不十分です。これらを克服した後、初めて天上の慶びを得ることが出来ることになります。


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