ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落138 [2011-07-11]

138 Any emotional extreme disturbs the normal frequency action of the chemicals of the body. Excitement, whether it be caused by extreme joy or fear or anticipation, allows the normal amount of certain chemicals that go into the blood stream to be changed; thereby changing the normal action of the heart. This in turn affects the nervous system and the cells of the body and causes one to feel weak or ill.

138 如何なる感情の過度も肉体の諸化合物の正常な振動活動を妨げます。興奮はそれが歓び或いは恐怖、予感によって引き起こされるに係らず、血流に入るある種の化学物質の量に変化をもたらします。その結果、心臓の正常な動きを変化させるのです。この結果、それは神経系統が肉体の諸細胞に影響を与え、その者に疲労感や体調不良を感じさせます。





【解説】

如何なる事態に遭遇しようとも、落ち着いた対応をとれることが人物的な価値の物差しになる筈です。危機管理の基本は冷静さを保ち、全体を見通して必要な決断を迅速に出すことにありますが、指示をすべき本人が恐怖心に自らを奪われては、こうした冷静な対応は出来ません。

その人の肉体をコントロールしているのは、その人の心であり、抱く想念であることは前項(135)で学んだ事項です。その理由は想念が具体的には各肉体細胞に作用して不順な代謝作用を促すため、肉体はその影響を受け、各器官が異常な活動状態に陥り、体内にアンバランスを生じるという訳です。

心が不安定であるということは、絶えずこのように肉体を自ら痛めつけることが日常的に行われる結果、不健康になったり、老化を早めたりすることになるのでしょう。長生きの秘訣には、いつも楽しい想念を抱き、物事に興味を持って探究心を忘れないことがあると思いますが、それに通じる内容となっています。


第12章 段落137 [2011-07-08] <<  |  >> 第12章 段落139 [2011-07-12]