ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落128 [2011-06-27]

128 Teacher and students have made the mistake of separating heaven and earth and so have been carried from one false balance to another. The impersonal man will unite heaven and earth; will incorporate idealism and practicality; will bring the peace and beauty of the celestial into the concrete materialism of the earth. Anyone who cannot live a happy useful life here in the present world will find it no easier in another world. The Father, by whose breath we live, has but one Law that governs all things. He created this planet as He created all others, and the same principle directs its action. All worlds in the cosmos are alike in principle and to one who lives according to the Law there is no division of perfection.

128 教師と生徒達は天と地とを分離するという過ちを犯しており、その為に一つの誤ったバランスからもう一つの誤ったバランスに運ばれているのです。非個人的な人は天と地を結びつけますし、理想主義と実践主義を結合させ、天上の平安と美しさを地上の確固たる物質主義の中に注入します。現在の世界で幸せで有意義な生涯を送ることが出来ない者は誰一人、他の世界でも決して容易ではないでしょう。私達がその息で生きる父は全てのものを統括する一つの法を持っています。神はその他の惑星と同様にこの惑星を創造し、それと同じ法則が法則の行動を指揮しています。宇宙のあらゆる世界は原理において同様であり、その法則に従って生きている者にとって、完全さに何らの分裂はありません。





【解説】

私達が暮らす地上と宇宙空間には境目はありません。私達が呼吸する空気は宇宙空間そのものでもある訳です。UFO問題に関心のある多くの人達は、他惑星におけるあまりに違う社会システムや科学レベル、テレパシーをはじめとする人間としての発達レベルの差に驚き、あこがれる余り、地上の生活を何ら意味のないものとしてしまう傾向も多いものです。しかし、そのような視点では、苦しむ人々に真の解決策を示すことは出来ませんし、イエスが行ったようにその時代の人々に分かり易く、実用的な手法を説明する必要があります。

この時、重要なことは「明るさ」だと考えます。もちろん現実には先行きの問題も多く見えるのですが、そのような悲観的な想念ばかり抱いていては、その方向のみが実現することとなり、本来の宇宙的な活動が失われてしまいます。

大震災の翌日、海は何事も無かったように静かな日常を取り戻し、鳥達も平静さの中で暮らしていたように、安定的でより大きな宇宙法則が実際には支配的です。私達は結果に左右されず、常に因となる現象の起動力に軸足を置いて、宇宙を動かす根本原理を自らの拠り所としなければなりません。そうすれば、各自、現状の境遇を楽しむ余裕も出るのではと思う次第です。


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