ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第10章 段落117 [2011-06-10]

117 Our lack of fear is not due to our confidence in matter but our inherent faith in the principle supporting and controlling matter. I say inherent because Cosmic Cause which produces faith is within every one. It is closer than hands and feet and whether or not we as mortals openly admit its existence we do realize it or we would not be conscious, living beings.

117 私達に恐怖が無いのは私達が物事に確信があるからではなく、物事を支配し、統制している原理に対する生まれながらに存在する信仰がある為です。私は信仰を作り出す宇宙的因は誰もの中にある為、生まれながらに存在すると言っているのです。それは貴方の手や足よりも近くにあり、死すべき私達が公にその存在を認識していると認めるかどうかによりません。何故なら、そうでなければ私達は意識ある生き物とはならないからです。





【解説】

私達はどんな不信心な者でも、自然界に流れる宇宙法則については、当然のごとく信じているという訳です。実はその法則なるものは私達に内側にも等しく流れており、その身近さは自分の手足よりも近いということがポイントです。つまりは自分というものの内側にいつも寄り添い、常に参照できる位置にあるということになります。

それゆえに私達は「意識ある生き物」になっていると文中にあるように、この法則は私達の意識にも密接に関連したものでもあります。その意識への信頼を通じて、法則原理を学ぶこと、それを探求することが重要だと考えます。

個々の事象を深く探求する姿勢と、その事象を下支えしている原理の意義と目的について学ぶという両面が私達が向き合う姿勢として望ましいのではと考えています。


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