ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第10章 段落108 [2011-05-30]

10 FAITH

108 Faith is perhaps one of the most widely discussed topics in the world, yet it is the least understood. Teachers, ministers, psychologists, etc., all advise the development of faith and proclaim it as the basic quality of life but find difficulty in explaining this particular faculty.



第10章 信仰

108 信仰はおそらく世の中で最も広く議論された話題であり、また最も理解されていない話題でもあります。教師や聖職者、心理学者その他の人々は皆、信仰の発達を推奨し、それが生命の基本的な質であると宣言していますが、この特別な機能について説明することは難しいとしています。





【解説】

前項107では、新しい分野、とりわけ因の領域への探求が推奨されました。その一歩を踏み出す際に必要なのが本章で言う「信仰」です。

実はこの「Faith」という言葉の訳出には、従来からの「信念」とすべきかと迷うところもありました。しかし、以前にも何処かで述べた通り、日本語の「信念」には、「何か我武者羅に物事を確信する」という語感があることから、それを嫌って、本講座においては敢えて「信仰」という言葉を充てています。目に見えない創造主の存在を信じることに始まる静かなる信頼」をイメージ出来るからです。

信仰的な信頼感は、一方で恐れを知らない安心しきった態度を示しており、それは加護を一身に受ける者が神を信じ切っていることに由来します。これは因の領域に作用して物事を実現する上で重要な要素ということになります。


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