ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第09章 段落106 [2011-05-26]

106 Remember that youth is the result of constantly renewed thoughts and life is activity - it is progress. The first step taken in any field of accomplishment is an initiation into a new endeavor and requires a certainty that is born of perception - an assurance of a vastness that lies beyond our present line of vision. Neither you or I know what each new step will bring but the journey must be made and only faith will reveal truth to us.

106 覚えておいて欲しいのは若さとは絶え間なく更新される想念の結果であり、生命とは活動であり、進歩であるということです。如何なる達成の分野でも踏み出された最初の一歩は新たな努力へのはじまりであり、私達の現在の視界の境界線の奥に横たわる広大さの知覚への確信を必要としています。貴方も私も新しいそれぞれの一歩が何をもたらすのか知るものではありませんが、その旅は為されなければならず、唯一、私達の信仰が私達に真理を明らかにすることでしょう。





【解説】

若さを保ちたいというのは、人間の望みの最たるものでしょう。身体の老化を遅らせるにはどうすればと、中高年の多くが体力維持に努めています。古来から不老不死を求めて様々な探求が行われて来ましたが、果たしてどれほどの効果があったのか、疑問です。

それに対して、本項では若さを保つ要因はその人が日常的に抱く想念が停滞することなく、絶え間なく変化、更新することだと述べています。つまり、習慣的想念とは正反対の状況なのですが、これは各自が新たな分野や物事への挑戦を行う際に最も良く発現するということでしょう。新しい分野に踏み出す時、その視界の先には広大な未知の世界が広がっていることを感じ取ることが大切だと言っているのです。

日常、私達は安定した生活を望みますし、「こうすれば、こうなる」という決まり切った結果の世界に安住しがちです。しかし、それは心の惰性、習慣的指向から来るもので、本来は日々新たなる冒険こそ望ましいと言えるのです。「同乗記」には進歩した宇宙人達が広大な宇宙空間の旅行を楽しみ、千年以上も生きている長老が語るお話も紹介されていました。宇宙人達の若々しさは、このような想念活動の活発さにも裏打ちされているものと思われます。同じものを食べ、同じ環境に暮らしたとしても、その人が心に抱く想念活動の違いによって、発現する若さは大きく異なるものとなる訳です。


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