ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第09章 段落105 [2011-05-25]

105 One step can set a man on the highway of eternal learning - the everlasting revelation of facts that exist only in the laboratory of Cause which knows no limitations or boundaries. But after you have taken the first step, learn the lesson of patience so you may not try to travel faster than your understanding will permit, One step will set you on the highway, but there are billions of steps ahead of you, for after you have reached a goal you still must travel through Eternity. Man can never attain the totality of all that is to be known, for if he could do that there would be an end to all things. Knowing that this is true, why be impatient to forge ahead? Each step we take is new; each step is the first one from the point that we have previously reached. It is well to have ideals; we are given glimpses now and then of the fullness of the life ahead of us so that we may be inspired to continue action, but if we keep our eyes totally upon the future we are sure to miss the beauty of the present and we may stumble into a briar patch and endure much suffering while trying to extricate ourselves.

105 一歩の踏み出しが人を永遠の学びという王道、制限も境も知らない因という実験室の中にのみ存在する事実の永続する現出の場に据えることが出来ます。しかし、貴方が第一歩を踏み出した後は、貴方は自分の理解が許すより速く旅しようとはしないよう、忍耐の教科を学ぶことです。踏み出す一歩は貴方を王道に乗せはしますが、貴方の前には何十億もの歩みがあるのです。何故なら、貴方が一つのゴールに到達した後も、貴方には永遠を通じてなお旅する必要があるからです。人間は知るべき全ての全体性を決して達成することは出来ません。何故なら、もしそれが出来たとすれば、あらゆるものに終わりがあることになるからです。このことが真実だと知ったからには、どうしてせっかちに先頭を切ろうと突進するのでしょうか。私達が毎回、踏み出す一歩は新しいものです。私達が時折、私達の将来にある満ち足りた生活を先立って見せてもらえることもありますが、もし私達が未来のみに全て着目していたとすれば、私達は間違いなく現在の美しさを見失い、イバラの小畑の中につまずいて、自分を救い出そうと、より手ひどい痛みに耐えることになるかも知れません。





【解説】

思えば昔、初めて「実見記」や「同乗記」を読んだ時、そのあまりの美しさに感動し、一人夜庭に出て夜空を飽きずに見上げていたものです。アダムスキー氏との出会いはそれほど新鮮なものでしたが、それは今思うと素晴らしい未来への憧憬であって、そこに辿り着く為の道にしっかり乗った訳ではありませんでした。しかし、その体験感は今でも覚えており、私の人生もその辺から始まったように思います。

あれから四十数年が経過し、私自身を巡る環境も大きく変化しました。この間を振り返ると、やはり継続して来て良かったと思う次第です。本シリーズをはじめ、アダムスキー氏の伝えた事柄は平易なものですが、頭で分かっていることと行動した上で体験から学んだ理解とは大きなレベルの差があるように思います。

理解して身に付けたものは転生の後にも継続して運ばれるものだと思っていますが、使われることのない単なる知識はやがて忘れ去られるものです。そういう意味から、本項では一つ一つ理解し、実生活に応用しながら、各自の真の能力を高めて行くように述べているのです。


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