ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落097 [2011-05-13]

097 In a television program called "Frontiers of Mind," the Bell Telephone Company presented an excellent scientific demonstration of what touch is and how it reacts to electrical impulses. It showed that touch is not a sense organ but acts as a telegraphic system via the nerves to the brain. It registers that which it contacts and relays that reaction as electrical impulses through the nervous system of the body. Touch is inseparable with feeling, for feeling gives sensation to the nerves.

097 「心の最前線」と呼ばれるテレビ番組の中で、ベル電話会社は感触が何であるか、またそれが電気パルスに対し、どのように反応するかを示す優れた科学実験を提供しました。その番組は感触は感覚器官ではなく、神経を経由して頭脳に通じる電信システムとして機能していることを示しました。それは触れるものを記録し、肉体の神経を通じて電気信号としてその反応を伝達しています。感触は触覚と分けることは出来ません。触覚は神経に感情を与えるからです。





【解説】

触覚は身体中に分布する神経ネットワークを通じて、信号を頭脳に伝える機能を含んでいることは先に述べたところです。触覚こそが各細胞を人体という一つの機能体にとりまとめ、全体としての機能を果たす上で現在の私達が知っている以上の役割を果たしているのかも知れません。

また、触覚が他の4感覚も含め全体の感覚を支えているということは、触覚が痛い、痒いの反応のみならず、目や耳の反応、即ち映像や音声の信号を伝える機能を有していることになる訳です。そういう意味では想念印象についてもその伝達に大きな役割を果たしているのかも知れません。私達はこれまで自分の目や耳を中心に生活して来ましたが、これからは印象中心の生活を送ることが求められており、その際にはご自身の触覚を頼りに生きていくことになります。日本語の「神経」という表現、「神に通じる経路」をイメージしたとすれば、実に的確な表現であることが分かります。


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