ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落093 [2011-05-09]

093 In other words this sense is merely the unification of the four senses with that unlimited conscious feeling which controls, supports and animates every conceivable thing in the universe. It is the expansion of the four senses in the channel of feeling which makes of the mortal sense man, a conscious user of conscious power. Through this education of the senses the sight becomes a microscopic sight extending beyond the gross material forms; the hearing is expanded to catch the soundless sound frequencies. etc. Each of the four senses Will themselves into greater fields of awareness through the recognition of Cosmic Feeling which is the mother-father thought supporting them.

093 言い換えれば、この感覚(訳注:触覚)は、宇宙空間の中のあらゆる知覚し得るものを支配し、支持し、活性化する無限の意識的な感じによってその4つの感覚を統合しているに過ぎません。それは触覚の経路への4つの感覚の拡張であり、死すべき感覚人間を意識的な力の意識的利用者にするのです。諸感覚の教育を通じて、視覚は大まかな物質の外観を超えて顕微鏡的な視野となり、聴覚は音のしない音波を捉えるまで拡張します。4つの感覚の各々はそれらを支える母性及び父性の想念である宇宙的な触覚の理解を通して自らをより大いなる気付きの場にもたらします。





【解説】

視覚から嗅覚までの4つの感覚は、各自固有のものですが、触覚は宇宙全体とも繋がっている生命力である点が重要なのです。全身にくまなく分布する触覚は既存の4感覚に感覚機能を与え、それらが感受した信号を脳に伝える大事な機能を担っている他に、触覚の助けを受ければ、遠隔地の出来事をも4感覚は知覚することが出来ると言っています。

その背景には、私達の持つ触角がむしろ、主体となる感覚要素であり、4感覚は補助的なものと言うべき関係があります。光の無い海底でも多くの生き物が棲息していますし、視覚は生存に不可欠という訳ではありません。聴力もしかりです。多くの生物は触覚を中心として生きているようです。同様に様々な予知反応を多くの生き物が見せますが、それもこの触覚の活用ということが出来ることでしょう。未だ現実化していない、イメージの段階でも物事を触覚を通じて感知することも意識に繋がる触覚だからこその機能ということになります。


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