ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落089 [2011-04-27]

089 The purpose of this lesson is to show you by means of practical analysis that man is not the possessor of the five senses but is actually a four sense being. This, we realize may be more difficult for you to accept than the belief in the sixth sense, for we as mortals can more easily accept that which we feel adds to, rather than subtracts from that which we think we have. However, this subtraction, as you will find, is not in the nature of releasing something as a loss, but as the process of gaining something much greater.

089 この教科の目的は、貴方に実際の分析の手法を通じて、人間は5つの感覚の持ち主ではなく、実際には4つの感覚の存在であることを示すことにあります。このことは貴方にとって第6感を信じるよりはるかに難しいだろうと私達は承知しています。何故なら、死すべき存在としての私達は私達が所持していると思っているものから減ずるより、加わることを容易に受け入れられるからです。しかし、この引き算はやがて貴方も分かるように、失うという意味で何かを手放すという性質のものではありません。そうではなく、より大いなる何かを得る過程のものなのです。





【解説】

自分の心を視覚、聴覚、味覚、嗅覚の反応として観察することで、より本質的な問題に近づけるという訳です。私達が触覚については、とりあえずは別扱いにし、アダムスキー氏の他の著作にあるように、より本質的な知覚チャンネルとして別途、より丁寧な取扱いをする必要があることになります。

しかし、当面の問題は、心と前述の4感覚の関係を自ら観察し、その実態を把握することから始める必要があります。そういう意味では勝手に「第6感」と安直につけた架空の概念等、私達には有害であり、無用です。私達は実際の宇宙に湧き起こる意識や印象の作用について、もっと具体的、実際的な取扱いを心掛ける必要があります。

本項で言う「捨てる」ことは、当面、問題となる案件(ここでは心の本質)について、関係の無い要素は捨てて、問題をさっぱりさせた後に、初めて見えてくることが大きいとも解釈出来ます。そうした中で、心の作用が理解出来れば、更に次のステップが待っているということになります。


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