069 Those who have become consciously aware of conscious consciousness through the ages have known this and have used the knowledge in their daily life. They have recognized themselves as the unlimited consciousness and thereby have become the controllers of it. The average man who claims himself a conscious being has through the development of a personal ego blinded himself to the reality of his being and understanding of cause consciousness so that he is expressing not more than one tenth of one percent of his potential ability. Think of the possibilities ahead of man when he shall have enlarged his field of awareness.
069 時代を通じて意識的意識について気付くようになった者達は、このことを知り、日常生活の中にその知識を利用しました。彼らは自分自身を無限の意識として認識し、その為その支配者になって来ました。自分自身を意識的存在だと主張する平均的な人間は、個人的自我の発達を通じて、自分の存在の現実性について自分自身を盲目にしてしまい、その結果、彼自身の潜在能力の1%の10分の1も表現してはいないのです。自分の気付きの領域を拡げた時の人の前に拡がる諸々の可能性について考えて下さい。
【解説】
自らが意識と称される全能のパワーの一部であるとする自覚は、その者の発展に限りない力を与えることになります。
この場合、本項ではconscious consciousness(意識的意識)と表現される点について、考えて見たいと思います。「意識的意識」という表現は、何かの禅問答のような雰囲気を持った表現です。勝手な解釈をすれば、私は「意識的」ということの方が重要ではないかと考えています。その「意識的」とは、私達が通常使用している言葉の延長線上で考えて良く、「〇〇を意識して」という意味と同様です。自分自身のある意味、精神状態に対して知覚できている状態を指すものです。そして「意識」は、本章でこれまで述べられて来た、力強く宇宙にみなぎる活動エネルギーだと考えられます。
ひとたび、ご自身で自分の内側にもこのような能力が潜在的に付与されていることに気付けば、後はその応用だけということになります。自己の自我、即ち「自分という存在」を発展させようなどとは思わずに、ひたすら内奥の指令を行動に移すだけで、従来に無い飛躍発展する存在になるという訳です。
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