ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落068 [2011-03-29]

068 One's breath is measured by consciousness, and Heaven is but a man suspended between the Soul consciousness of Eternity and Man's consciousness of earth. It is the mark or center of balance where the true understanding of the cosmos exists. Each conscious being is but a focal point of action within this great limitless ocean of intelligent force. There is no separation between any one of these focal points of conscious action and the Wholeness of consciousness.

068 人の息は意識によって見守られており、天国とは人が永遠なる魂の意識と地上の人間の意識との間に吊るされていることに過ぎません。それは真の宇宙の理解が存在するバランスの印、或いは中心です。各々の意識的存在は、この偉大なる限りない知性の力の海の中における行動の焦点です。これらの意識的行動の焦点のいずれの間と意識全体との間には分離はありません。





【解説】

私達の毎回の呼吸が意識によって見守られているということは、どういうことでしょうか。それは即ち、瞬間瞬間の各自の放つ想念はもちろん、肉体内部の諸状況に至るまで、丁度、傍らで眠っている幼児を母親が見守るように、私達は意識によって常に見守られていることを意味します。この人々を見る目については、チベット寺院に描かれている目も同様な意味合いを持つものと思われます。

更にもう一つ、本項における天国についての説明として、永遠なる意識なるものと地球の人間の意識の間に吊るされている(suspended)という表現について述べて置く必要があります。本項の吊るされている(suspended)の意味合いについて、私自身正確には把握できておりませんが、イメージとしては、この二つの意識にまたがった状態、両者の領域の接点のようなバランスが取れた状態を指すように思っております。また、意識的行動の焦点(focal points of conscious action)という表現も、私達人間が意識が行動する際の焦点、即ち作用が集中する点であることを示すものと思われます。


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