ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落067 [2011-03-28]

067 The growth of earth and the growth of man is the actual evidence or testimonial of consciousness. Thought, itself, is composed of consciousness. All things of the heavens and the earth have been and will continue to be conceived in the womb of this mother-father principle. Man was born - into a physical form and will grow old and perish while consciousness remains everlastingly young in existence.

067 地球の発展と人間の発達は意識の実際の証拠であり、証明書です。想念自体は意識から成り立っています。天と地の全てのものは、これまでも、またこれからもこの母性父性原理の子宮の中で受胎し続けることでしょう。人は肉体の形に生まれ、年老い、死を遂げますが、一方、意識は永続的に若いまま留まります。





【解説】

博物館等で見る恐竜の化石は遠い太古の昔、地球にはそのような大型の肉食獣が繁栄していたことを示しています。それらの時代から古代の狩猟生活、農耕生活等、長い年月を掛けて人類は進化し、今日の文明を築くまでに至りました。この間の歩みは人類の進化発展と言ってよく、荒涼とした大地から緑豊かな自然環境に移行することも地球の発展と言うことが出来るでしょう。

本項はこれらの発展こそが、想念が創造の原理に働きかけた結果であるとしています。つまりは、意識に起因する想念が第4章等で述べたように感知された(即ち受胎conceivedされた)時、自然自体の創造のプロセスが起動し、そのアイデアを現実のものとさせるという具合です。いわば因の領域に属するその原理と想念は永遠に若々しいままなのですが、一方、具体的な物質の世界に創造されたもの、即ち結果物は、私達の人体も含め、老化の歩みを避けることは出来ないというものです。繁栄を誇った恐竜達もやがては環境の変化の中で死に絶えてしまった訳です。

しかし、想念のレベルや宇宙を貫く創造の仕組み自体は未来永劫変わることはありません。即ちどのような想念がどのような結果をもたらすかについては、ゆるぎないもんがある訳です。私達も自らの肉体を末永く活動的に保つ為には、日頃からこの若々しい生命の源、宇宙創造の原理に近い位置で過ごすことが必要です。


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