ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落066 [2011-03-25]

066 Consciousness is the very substance of all forms, yet itself is formless. It is the ruler and keeper of all elements which compose it in the field of form-action, for through this intelligent force the elements which make the form become conscious. It builds form and disintegrates forms yet it knows neither life nor death. It is motionless, yet it is the all-active power by which the cosmos is maintained; placeless, yet it is everywhere for outside of it there is nothing; inert yet composed of unlimited power.

066 意識とは万物の本質そのものです。しかし、意識自身には形がありません。それは形あるものの活動の分野で組織するあらゆる元素の支配者であり、保護者なのです。何故なら、この知性ある力を通じて、形あるものを作り上げている元素が意識を持つようになるからです。意識は形あるものを作り上げ、また形あるものを分解しますが、それでも生も死も知ることはありません。意識はじっとしていますが、宇宙が維持される全ての活動的なパワーでもあるのです。定まった場所はなく、何処にでもあるのです。何故なら、意識の外側には何もなく、意識は自ら動くことはありませんが、無限のパワーから成り立っているからです。





【解説】

万物の本質的部分である「意識」の特徴について本項では解説しています。私達は未だ十分には知覚していませんが、私達の身体からはるか彼方の宇宙空間に至るまで、ある一つの存在が繋がって存在しているという訳です。その意識なるものは自ら声を出して騒ぎ立てることはなく、もちろん肉眼では見えません。しかし、その沈黙する実体はあらゆるものに作用して、創造的活動を促し、また場合によっては形あるものを分解、破壊させる力を持っています。

その意識は宇宙創造の始原の昔から、現在、未来永劫、宇宙空間に充満し、万物を揺り動かして生命活動と諸物の進化を促しています。この意識の作用ほど偉大なものはなく、この存在に気付いた者は、各々の時代に各々の表現でその存在を称え、帰依したものと思われます。

今日、とりわけ東日本に起こっている天変地異についても、幸いにして生き残った私達はそれをこの意識に目覚める機会として捉え、各自がこの惑星内部から発信されている声なき声を感じ取り、これら変化をより穏やかなものとするよう、各自に与えられた意識の力を発揮して欲しいと考えます。


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