ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落064 [2011-03-23]

064 As far as we know consciousness had no beginning and will have no ending for it seems to be all in all, the Alpha and Omega, and is made up of the Trinity; first the power; second, the intelligence; and third, the created form. John tells us -"In the beginning was the Word and the Word was with God and the Word is God.' What is a word? Is it not a thought expressed? And does not thought depend upon consciousness for it's being? Then we must admit that "in the beginning was consciousness and the consciousness was with God and consciousness is God." Out of consciousness, again, proceeded thought so "in the beginning was thought and thought was with God and thought is God." And thought becoming expressed returns us in proper sequence to the Word which is with God and is God. (Cosmic Cause) The incarnation of these three through action brings forth manifestation which is concrete realization in form of that which exists always in consciousness.

064 私達が知る限り、意識には始まりもなく、また終わりもないものでしょう。何故なら意識は全ての中の全て、アルファー(訳注:ギリシャ文字24個の最初の文字)であり、オメガ(訳注:ギリシャ文字24個の最後の文字)であるように思うからで、それは三位一体(訳注:「父・子・聖霊」の三位格があることを指す)から成っているからです。即ち第一に力、第二に知性そして第三に創造された形あるものです。使徒ヨハネはこう言いました。「はじめに言葉ありき、言葉は神とともにありき、そして言葉は神である」と。言葉とは何でしょうか。それは表現された想念ではないでしょうか。そして想念はその存在を意識に依存しているのではないでしょうか。そうすると私達は「はじめに意識があり、意識は神であった。そして意識は神である」ことを認めねばなりません。意識の中から更に想念が進み出るため、「はじめに想念があった。想念は神であった。そして想念は神である」ということになります。そして表現された想念は神とともにあり神(宇宙的因)である言葉として適切な順序で私達に戻って来るのです。これら3つの想念の活動の化身は意識の中では常に存在している形あるものへの永続的な現出である創造作用をもたらすのです。





【解説】

意識にはいわゆる三位一体としての3つの作用があることが述べられています。力と知性そして具体的な創造物です。これについては使徒ヨハネが言う「はじめに言葉ありき」の一節にあるように、言葉自体が意識に裏打ちされた想念である以上、「はじめに意識があった」あるいは「はじめに想念があった」と言うことも出来る訳です。

また、本項では物事が創造される一連の流れ(注:文中ではsequence順序と表現されています)について、想念が発せられると、それが「言葉」に表現され、やがて宇宙的因に作用して、その想念に沿った物事を生み出して来ることを説明しています。丁度、日本に伝わる言霊(ことだま)と似た内容です。私達は日頃、何を想念として抱くか、どのような発言をしているかが大変重要で、私達が知らず知らずに、この創造作用を誘発していることに気付かなければなりません。


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