ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落062 [2011-03-18]

062 The story of creation as recorded in Genesis says that God created man from the dust of the earth; out of the elements He molded a form in His image and likeness as a sculptor creates a beautiful statue out of clay. This He did with intelligence and power, and having looked upon His completed form creation He was well pleased, so He incarnated into the form as the Breath of Life and man became a conscious being, a living soul, having the power of intelligent action, which we know as life.

062 創世記に記録された天地創造の物語は、神が人間を大地のチリから創ったとしています。その諸元素から創造主は彫刻家が粘土から美しい彫像を作り上げるように、神ご自身のイメージと似姿で一つの形あるものを型に入れて創ったのです。これを神は知性と力によって行い、自ら完成した創造物を眺め、神は大いに喜び、生命の息としてその形あるものの中に化身し、その結果、人は意識ある存在、生ける魂、私達が生命として知っている知性的な活動の力を得たのです。





【解説】

この記述は聖書の創世記にある内容ですが、私達は著者アダムスキー氏はこれを単に象徴的な描写として述べていると考えてはいけないように思います。つまり、私達が「創造主」と言う時、私達は具体的に人間に似た姿の創造主像を思い浮かべる必要があるように思います。その理由は、第一に本文にもあるように、「人間を神ご自身の似姿に創った」とある訳で、私達人間は少なくとも外見上は神に似ているということからです。更には進化した宇宙人達の宇宙船内でアダムスキー氏は創造主を描いたとされる肖像画を見ています。科学と哲学をマスターした人達が到達した点が、この創造主を具体的な人間の似姿として表現していたことによります。

とかく神を崇める行為は地球では様々なレベルがあり、過去から現代に至るまで、その神を争っての戦いが各地で起こっていたり、多くの宗教団体が人々を惑わしていることも確かです。そうした中にあって、宇宙全体の秩序と生命活動を支えている原理や仕組みを学んだ上で、表現し実感できる神の姿こそ、私達のゴールと言えるものです。




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